新車でお出かけ


通勤自転車がヘタってきたので春を機に新調した。いわゆるクロスバイク(GIANT ESCAPE RX3)ですね。
さっそく通勤に乗ってみたら、これが快適すぎてびっくり。サドルの高さや前傾姿勢にはじめこそ面食らったものの、慣れればこれほど気持ちいい乗り物はない。職場へ行くのが、そして家へ帰るのが待ち遠しくなる。こんな感覚があるのかと自分でも驚くくらいだった。
とはいっても、職場と家は自転車を走らせる喜びを感じるには近すぎる。そこで、休日を待って少し本格的にサイクリングに出かけてみたのだった。
サイクリングロードに到着。記念に一枚写真を撮り、出発。さすがにサイクリングロードは快適だった。飛びだしてくる歩行者やすれすれを追い越す車もなくストレスなく走れる。ただ、風がを受けると急に足取りが重くなる。そして春の陽気ですぐに汗が噴き出す。これ、結構な運動じゃん…と思っても後の祭り。自分の足でこがなきゃ帰るのも帰れない。
そんな感じで、意気揚々と出発したはいいものの、準備不足と日ごろの運動不足が祟り、帰ってくる頃にはヘトヘトになっていた。まだ走行距離を計るサイクルコンピュータを導入してないので正確なところはわからないが、ネット地図で見る限りおよそ30kmというところか。まあある程度達成感はある。できればこれを定期的な運動として習慣付けて行きたいのだが・・・。

京都水族館

先日オープンしたばかりの京都水族館へ行ってきた。
交雑種問題も絡めてオオサンショウウオを展示しているということで、オオサンショウウオをのんびり眺める軽い気持ちで行ってみたけど、ものすごい人出でびっくり。そうか春休みか・・・
オオサンショウウオの展示水槽は入ってすぐ。ものすごい推されようだけど、この愛らしさがわかるひとはこの人だかりのなかにどれだけいるのか・・・とか思ったりした。
オオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオ、そしてその交雑種がそれぞれ水槽に並べて展示されていた。前の二つは特徴を押さえれば区別できそうだったが、交雑種は・・・。個体により特徴の出方は様々だそうで、厄介なことだ。
人の群れるペンギンやらイルカショーやらを早足でやりすごしながら、淡水魚水槽だけ見て回る。ずっと水槽を見て思ったが、どれも個体が小さい。コイにしろニゴイにしろ、オオサンショウウオにしても、もっと大きなものを用意することはできたと思うが、なぜなんだろ。比較的コンパクトな水族館に合わせたのか、単に若い個体ばかり集めたのか。数を多く展示するために体サイズを抑えているのかもしれない。
全体的に生息環境の再現にこだわりがみられ、よかった。
オオサンショウウオのぬいぐるみを買って外に出て一息つく。それにしても人が多かった。京都の淡水魚を多く展示してくれる水族館としては大変すばらしいが、それにしてはこのJR京都駅から徒歩圏内という立地のよさが憎らしい。もう少し郊外にあれば落ち着いて魚を眺められるのに・・・と思わずにいられない。
また平日に休みを取ってゆっくり来たい。

冬のありがちなこと

夜、雪がちらつきはじめ、いてもたってもいられなくなり山まで車を飛ばし雪見に行ったものの、山では思ったほど降っていない。
がっかりして引き返すと次第に降り始め、案外街の方が積もっていたりする。
ほかの車の屋根がすっかり白くなっているのに、自分の車がまったく無雪なのを見ると、時間を無駄にしたとつくづく感じる。

週間天気予報を見ると、太平洋側は晴れ・晴れ・晴れ。
一方、日本海側は雨・雨・雪。晴れ間なし。
ようやくこの季節がやってまいりました。
しかし、太平洋側とのあまりの天気の対比に、この地方だけ呪われてるような気がしてくるな。

奈良県・金剛山

大阪へ行ったついでに千早赤阪からロープウェイでサクッと山上へ。


ブナ。葉は散ってしまっていた。

冬の到来を待つ。

ロープウェイからの眺望を期待していたのだが、見渡す限りの人工林でげんなり。はちきれんばかりに膨らんだスギの雄花を見るにつけ、来春の花粉飛散に今から頭が痛くなるようだった。

紅葉その2 愛知県設楽町・段戸裏谷原生林(きららの森)

先日の刈込池は日本海側だったので、今度は太平洋側のブナ林を見に行くことにした。
場所は豊田市足助町の国道153号をさらに奥、設楽町北部に位置する段戸裏谷原生林。段戸山の南西側にある。地図を見ると、段戸山から「く」の字に伸びる稜線の西側にこの裏谷(矢作川水系)があり、東側には「本谷」(豊川水系)がある。本谷から見て裏側にある谷という意味か。
山道をくねくね走り続けて到着。

人造池の段戸湖が紅葉を映す。池の隣の駐車場は車で埋まっていた。
学生の頃、いちど実習で来たことがあるような。何年ぶりだろうか。
この段戸裏谷原生林は国有林で、原生林へは一般車進入禁止の林道が続く。
この林道を散策することになる。

谷沿いにカエデ、ミズナラ、ブナの広葉樹。その中にツガとモミが混交するのがこの原生林の特徴だ。これは日本海側では見られない。教科書的にはモミもツガも尾根に生育すると書いているけど、ここでは谷沿いから広葉樹の中に点生している。これはいかに?
実習で来た時に、ここではブナの更新が進んでおらず、衰退の危機にあると先生が言っていたことを思い出す。今もその状況は続いているのだろうか?
針葉樹2種を観察。

モミ

ツガ
いずれも稚樹である。こう並べると葉は全然違う。最近ようやく区別がつくようになってきたが、やはり現物を見るのは勉強になる。葉だけでなく、樹皮や樹形、枝振りで直感的に見分けられるようになりたい。
地元・愛知で、自然味あふれる山地の森林を再発見でき満足だった。また季節ごとに訪れてみたい。

紅葉その1 福井県大野市・刈込池

紅葉の名所、福井県大野市・刈込池に行く。
昨年も11月上旬に行ってみたのだが、その時は到着時間が遅くなり池まで歩くのを断念したのだった。
今年は台風の影響により、途中の県道で法面工事のため完全通行止めだったのだが、紅葉シーズンの土日祝に限り解除となっている。
小池公園駐車場には9時半頃到着。既に駐車場に車が停まりきらず、やむなく先例にならい路肩駐車させてもらう。池までは打波川右岸沿いに林道が伸びており、しばらくは林道を歩く。運良く晴天に恵まれたが、林道沿いには高木がなく、日差しをまともに受けてすぐに暑くなる。しばらく歩くと、谷左岸側に林道より50〜100mほど高低差をもって台地(幅ヶ平)が現れてくる。
刈込池はその台地の上にあるので、林道からアクセスするにはどこかで台地に取り付いて登っていかなければならない。結局、林道で緩やかに縦断を稼ぎ、急な上りの少ない初心者向けのコースをとった。
石段を登り幅ヶ平に辿り着くとブナ林となり、その中を落ち葉の敷き詰められた登山道が緩く続く。

よくある日本海側のブナ林の風景だったかもしれないが、自分の目で見たことがなかったのである。感動した。
刈込池に到着。

正直なところ紅葉自体は時期が過ぎたのか今ひとつに思えたが、池に映る木々は本当に美しい。後方にそびえる三ノ峰とのコントラストも豪華だ。去年からの宿題をようやく終えた気がして、帰路についたのだった。
おまけ。

沢からの水が林道に流れ込んでいるあたりで見付けたカエル。ナガレタゴガエル?そうであれば、福井県では珍しいようだ。