さかなクン

あの「さかなクン」の講演(正確には「お魚教室」的な演題)が近所の博物館であり、申し込みしたところ当選したので、子供と一緒に出掛けてきた。
内容は水の循環〜地域の魚のクイズ〜環境保護といったところ。子供向けです。はじめて実物を目の前にしたけど、テレビ等で見る通り。
さかなクンが魚の絵を描きながら魚の名前当てクイズをするのだけど、はじめの簡単な下絵から、ヒレ、模様と色を何色も塗り重ねながら、途中にはウンチクを織り交ぜながら、あの独特の表情豊かなイラストが描き上がるのを見ると、やはりプロだなと思わざるを得ない。
プロといえば、講演途中スライドで紹介されるさかなクンの過去のイラストはサイン・コピーライト表示がついていて、これは撮影禁止。撮影が認められたのは今回用に準備されたイラスト(後ほど展示されるのだろう)だけであり、あんなキャラクターであってもイラストの版権はしっかり管理しているのだなあと感心した(失礼)。

川遊び

100円ショップで調達したゴーグルとTシャツ・短パンという格好で川遊びに出掛けた。
網を片手の魚とりには毎度出掛けているが、潜ってみようというのは子供の頃以来20年ぶりくらいだ。泳ぐのもかなり久しぶりだったので楽しみにして出掛けた。
場所は家族連れでにぎわう浅い河原。さっそく足を入れてみるとそれほど冷たいとは感じない。ゴーグルをつけて水の中を覗くと、ヨシノボリが至る所にいた。
今回課題だったのはメガネだ。ゴーグルに取り付けて度を入れるパーツがあるのは知っていたが、そこまで投資する気が起きなかった(だからゴーグルも100円ショップなのだが)。結果としてゴーグルの上から少し斜めにメガネをすることで解決。それほど激しい動きをするわけではないので何とか用を果たした。シュノーケルもあればなお良かったかな。
川底を覗けばすぐ目の前にヨシノボリが、上流に目を向ければ大小さまざまなカワムツと、流れの早いところでは時折アユも見かけられた。
一日中でもやっていたいくらい楽しい時間だったが、初めて知ったのは体の冷えだ。30分くらい水に入っていると、すぐ冷えに耐えられなくなってくる。足をつけているだけではそれほど感じなかったが、胸や腹をつけると全身から冷えてくる。冷えてくると、川の中にも冷たいところ暖かいところ、温度差がかなりあるのにも気づく。水から上がったり、水上の転石で休んだりして体を温めて再度チャレンジを繰り返した。
夏を満喫した一日だった。

ナマズ稚魚発見!

ナマズ稚魚を探し続けていたが、めぼしい手掛かりもなく半ばあきらめかけていた。
成魚が多くみられる大河川に行き、エサ用のエビや季節の稚魚を確認しながら、これといった収穫もなく、網を片付ける前に岸辺の草べりをなんとなくすくったら、黒い滑らかなニョロニョロを発見。4cm程のナマズ稚魚だったのだ。
これぞまさに灯台下暗し。そのあたりを網ですくったところ、結局5匹ほどを捕まえることができた。
場所は、大河川への用水路の流れ込み地点。用水路と河川の間には堤防があり、水門で遮られている。水門の下流側は逆流を防ぐため滝のように高低差が設けられており、河川から水門より上に魚が遡上するのは不可能と思われる。しかし、そのような状況下でも成魚はかつての習性どおり流れ込みを見つけて水門下まで遡上、産卵を行ったのだろう。
これまで教科書どおり、河川と接続した小川を探していたが、実際の環境下では圃場整備や河川構造物によりナマズが遡上できそうな小川は少ないのだろう。遡上できる流入河川のない大河川でのナマズの繁殖は、このような河原にわずかに残された流れ込みで行われているに違いない。ナマズ稚魚発見のポイントを得ることができた。

魚の話

冬が終わり緑が芽吹き、そして魚とりの季節になった。今シーズンもナマズの稚魚を探しに「田園の小川」を中心に新しいポイントを開拓中だけど、未だにお目当てには遭遇できていない。
新たに出会った魚たちについて書く。
○ アブラボテ
田んぼの中を流れる小川のよどみをすくったときのメタリックブルーの輝きは忘れられない。これはもしかして珍しいタナゴかと思ったが、調べてみたらごく普通種のあのアブラボテだったので少しがっかり。とはいえ、アブラボテといえばこれまで水族館で見た中では茶色っぽい比較的地味な印象だったので、野生ではこんなに美しいのかと認識を新たにした。
婚姻色の出たオスは体側のメタリックブルーと尻びれの黒が美しい。
その後、ポイントを変えて同じような環境下で網を入れてみると、ほとんどどこでも出会うことができたのだった。しかし、一番初めに出会った、濁り水の中からすくい上げた、網の中で輝くあの鮮烈な印象は目に焼きついている。タナゴの美しさは水族館で見るだけではわからないと強くイメージ付けられた。野生のタナゴを知るとタナゴにはまる人が居るのもわかる。
○ ヤリタナゴ
「ごく普通種」ということではアブラボテを上回るメジャーなタナゴだけど、この地域では数は少ないようだ。
アブラボテと比べるとスマートな体型。水族館で見たときは尻びれの朱色が特徴だと思っていたけど、網で救い上げた瞬間のイメージでは胸から腹にかけての体側のメタリックな朱色だった。アブラボテと同じく、これまた既知のイメージを覆された。
○ ギギ
去年も出会っていたが、タナゴ達と同じ場所で5cmほどの稚魚を複数発見。去年の生まれだろうか。
稚魚は本当にキュート。色合い、ヒゲ、つぶらな瞳。子猫のようだ。
○ ナマズ
稚魚には出会えないが親魚にはあちこちで会う。
上から見るとヒゲの生えた頭にくねくねした尻尾がついているという印象。こっちに気づいていなければくねくねのほほんと泳いでいるが、気配を探知するとビューンと泳ぎ去ってしまう。
早く稚魚に出会いたいものだが…

魚の話

この中国地方の小都市に転勤してはや半年。この地で見かけた川魚について記録します。

○ オヤニラミ
「日淡ショップで売ってる魚」というイメージだったけど、ある程度きれいな水のところなら案外どこでも見られる。水草の繁茂しているようなところに多い。
幼魚から成魚まで、生息地なら網を入れて入らないことはない。
人口飼料にも慣れるし、飼ってみて面白い魚ではある。

○ ムギツク
このオヤニラミと同じところで見かける。託卵というのは本当のよう。未成魚は縦縞のラインとヒレの縁取りが美しい。
水槽で「コツコツ」という音がする謎の現象が起きたが、原因はこの魚。石や壁を「突く」ときに音が出る。案外大きな音なので驚く。
成魚は可憐さが薄れ大きなタモロコのよう。地味である。

○ ドンコ
泥底のところに多い。ぎょっとするほど太い成魚から稚魚まで個体数は多い。
川の中で大きな石をひっくり返したら、石の裏に卵がびっしり。卵を守っているところだった。悪いことをした。

○ アカザ
ある程度流れのある玉石のゴロゴロしているところで、下流に網を構えて石を足で転がすと、網に入ってくる。
ナマズというよりはドジョウのよう。ホトケドジョウのような感じ。
水槽では数匹でまとまって海のゴンズイ団子のよう。落ち着きがなく餌も食べてくれない。

○ ギギ
川底の流木をどかしてそこをすくったら網に入った。
背びれとむなびれを張って泳ぐ姿はまるでサメのよう。目つきもこころなしかサメっぽい。
昼はおとなしいが、夜は水槽内をパトロールしてひげに触れた魚へアタック。
他の魚の尾びれがかじられるので混泳には向きません。

○ ヨシノボリ
ヨシノボリ類はこのあたりではもっぱらカワヨシノボリ。河口から遠いから陸封型しかいないのか?

再開

久し振りに卓球を再開した。たまたま地域のオープン大会に出てみたら面白くて、それから定期的に練習にも参加するようになった。初めの試合の後は1週間くらい筋肉痛が取れなかったけど、少しずつ復調しつつあるかな?
今は週1日しか練習はしてないけど、それがかえって「やらされ感」がなくっていい感じ。1週間色々と課題や新しい技術のことを考えて、週1回の練習で試す。常に卓球に飢えているから短い練習がとても楽しい。別に卓球でなくてもよかったが、何か人並みのレベルで打ち込めることをやってきて良かったと思う。