給与振込

今現在、毎月の給与は当然のごとく指定口座への振込で受け取っているわけだが、金融機関勤めなので振込先の金融機関は勤め先限定である。これはとても窮屈なことで、だからこそ転職しようと思った…というのはさすがに言い過ぎだけど、一つの動機ではあった。かくして転職先は決まったわけだけど、今更ながらこんな記事を見つけてしまったのだ。

国家公務員における給与の全額振込の推進に関するフォローアップ調査結果について
http://www.jinji.go.jp/kisya/0507/zenfuri1.htm

「全額振込の推進」ですよ。推進しているということは未達ということですよ。見た瞬間わが目を疑ったね。こんなことに取り組んでるなんて…。
確かに給与の口座振込が当たり前でない時代があった、ということは知識としては知っている。給与は封筒入りの現金の形で手渡しされていたとか。しかし、バイト代でさえ口座振込なのに、各種税金・公共料金の口座振替が普及(現在はクレジットカード決済に移行中だが)しているのに、金融機関職員なら給与振込は獲得目標であるのに(企業等が給与を口座振込しているという前提)、まさか国家公務員の給与に今現在手渡しで行われているところがあるなんて、未開の部族の風習を見ているようだ。
金融機関に給与振込を依頼する場合もコスト(手数料)はかかるとはいえ、給与を現物で準備する労力ほどではないだろう。一体どういう言い分で手渡しなのか、訊いてみたいくらいだ。自分の来年四月からの給与が振込であることを期待しているが…。

<追記>
http://blog.livedoor.jp/ken123atara456/archives/50080290.html
こちらの記事では、組合関係が原因ではという指摘。なるほど。
しかし給与を現金のかたちで受け取る権利が勤労者にあるというなら、通帳に載る[給与][勤め先名(半角カナ)][金額]にロマンを感じる権利もあると思うんですけどねえ。体制に飼い慣らされ過ぎ?