ウェーダーレポ

お盆過ぎといいながら台風襲来もあり、なかなかウェーダーを着用して遊びに行く機会がなかったけど、先日ようやく初めて着用して川に入ってみた。
場所は今年に入って目星をつけた幅3m程の小さな川。別の川との合流点近くに水門があり、水門基礎の床固が切れて落ち込むところがやや淀んでおり、絶好のポイントと思われたのだ。
到着し早速着用。透明度は1mほど。たも網の柄で水深の見当をつけながら慎重に川に入る。くるぶし、ひざ、ももと深みに入っていくにつれ、水圧でウェーダーの生地が張り付いてくる。暑い日だったので、伝わってくる水の冷たさが心地良かった。
川を歩いてみる。転石混じりの砂底で、浮力で足が持ち上げられるため、すぐ転びそうになる。足先で底の状況を確認しながらの歩行になる。歩を進めると、水中を銀鱗がきらめき、砂地を底生魚が進んでは止まる。これだよこれ!これがやりたかったんだ!と近年稀にみる大興奮だった。
結局出会えた魚はカワムツ、オイカワ、カマツカ、ヌマチチブ、ウキゴリといったところでいつもの面々だったけど、川に入って魚を眺められたのは楽しかった。特にカマツカは落ち込みの下に大小10匹ほど集まっていて、砂に潜っているものは手づかみできたりした。
カワムツ稚魚をドンコの餌用に持ち帰り、満足の一日だった。けれどこの一日(実質1時間ほど)でウェーダーの片方のフェルト底が半分剥がれてしまいがっかり。接着剤で貼り直すしかないか…